Inglourious Basterds (2009) : イングロリアス・バスターズ

クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演による破天荒な戦争アクション。第2次大戦中のフランスを舞台に、ドイツ軍を恐れさせた連合軍のならず者たちの活躍を描く。

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダイアン・クルーガー、イーライ・ロス、マイケル・ファスべイダー

Inglourious Basterds (2009) : イングロリアス・バスターズのあらすじ

幼い時に家族を殺され、映画館主となったミミューはドイツ兵のフレデリックに言い寄られていた。彼は英雄で、ドイツ軍はその武勇伝である映画を上映しようとしていた。ところがその上映を阻止せんと連合軍のならず者たちが狙っていた。

イングロリアス・バスターズ(2009)のストーリー

第1章『その昔…ナチ占領下のフランスで』

1941年、第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランスの田園地帯。この地に赴任した「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊のランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)は、行方不明になっているユダヤ人一家の手がかりを得るために酪農家のラパディットを尋問する。部下に命じて床板越しにマシンガンで皆殺しにさせるが、ただ一人、娘のショシャナだけは逃げ出すことに成功する。

第2章『名誉なき野郎ども』

1944年春、レイン米陸軍中尉(ブラッド・ピット)はユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊を組織していた。レインが部下に説明する任務とは、市民にまぎれて敵地奥深くに潜入し、ナチスを血祭りにあげることであった。捕虜はとらないという方針の下、拷問を加えた上で殺害し、レインの祖先でもあるアパッチ族の慣わしに倣って、各員が100人のドイツ軍兵士から頭皮を剥ぐよう命じるのだった。

第3章『パリにおけるドイツの宵』

1944年6月、パリ。ショシャナは、亡くなった叔父夫妻から経営を引き継いだ、身寄りのないうら若き女性映画館主エマニュエル(メラニー・ロラン)という別人に成りすましていた。ショシャナに想いを寄せるドイツ軍狙撃兵フレデリックは、彼のイタリア戦線での活躍をプロパガンダ映画『国家の誇り』に仕立て上げたヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣にショシャナを無理やり引き合わせて、映画のプレミア上映会にショシャナの劇場を使用するよう、ゲッベルスを説得する。そのビストロでの会食の場に、ショシャナの家族を皆殺しにしたランダが現れ、ショシャナは緊張する。ゲッベルスとの話し合いが済むと、ランダはショシャナ一人を残らせて、彼女の生い立ちや劇場について尋問するが、最後までエマニュエルがショシャナだとは気付かない。家族を殺された復讐に、上映会に集うナチス高官をニトロセルロースフィルムを使って劇場もろとも焼き尽くすことを思いつくのだった。

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